院名:横浜いずみ泌尿器科 
住所:〒231-0053 神奈川県横浜市中区初音町3-63-3 3F 
電話番号:045-325-7787

尿失禁

尿失禁とは

尿失禁とは排尿機能は、尿を膀胱にため、膀胱に尿が十分たまってから尿意を感じ、トイレで勢いよく排尿して、尿を膀胱内に残さないという一連の流れがスムーズに行えることで正常とみなされます。こうしたメカニズムに問題が生じて、意思と関係なく尿が漏れてしまう状態が尿失禁です。外出や旅行が楽しめなくなる、仕事などに支障をおよぼすなど、生活の質、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を大きく損ないます。尿失禁は多くの方に起こる症状であり、適切な治療で解消が望めますので、恥ずかしがらずに一度ご相談ください。

尿失禁の種類

腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁咳・くしゃみ、大笑い、走る、ジャンプ、階段の上り下りなど、お腹に力がかかった(腹圧がかかった)時に尿漏れが起こります。尿道の短い女性に多く発症します。原因は経膣分娩での出産、年齢、肥満などで骨盤底筋という内臓を体の下から支える筋肉が弱くなることで起こります。したがって、骨盤底筋のトレーニングが有効です(骨盤底筋体操)。効果が現れるまでに時間はかかりますが、続けることが重要です。 膣や肛門を意識してゆっくり締め、5秒保ってからゆるめる動作をリラックスした姿勢で行います。1日に何度が行うことが重要で、要領を覚えたら日常生活の中で繰り返し行うようにします。薬物療法では括約筋の作用を強めるβ2刺激薬などを用います。これらの治療に反応しない場合には手術療法を検討します。

切迫性尿失禁

突然強い尿意を感じて慌ててトイレに向かうものの、間に合わずに尿漏れを起こします。過活動膀胱の一症状で、治療に関しても過活動膀胱の治療を行います。

混合性尿失禁

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁が同時に起こる場合もよくあります。各々に対する治療を組み合わせて行います。

溢流性尿失禁

排尿障害を起こす原因疾患があって起こる尿失禁です。尿が出にくい状態で、いっぱいにたまった膀胱から尿があふれ出てくるタイプの尿失禁です。原因疾患には、前立腺肥大症、前立腺がん、尿道狭窄、糖尿病などがあり、男性に多い傾向があります。また、神経因性膀胱や子宮がんの手術後に起こることもあります。

機能的尿失禁

膀胱機能は正常ですが、身体機能低下や認知症によってトイレに間に合わないために起こる尿失禁です。治療ではなく、介護の内容を見直す、環境を整えるなどが必要になります。
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